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東京本校

名前学の活用シーン② ビジネスシーン

更新日:2023年5月19日

《上司と部下編》



《前提》

営業課において、A課長(名前:けんじ)と6名の部下がいたとします。

けんじ課長は営業の叩き上げで、営業においては確固たる自信がありました。

そこで、けんじ課長は、部下6名に対して自分の営業経験を元に、10名の部下全員に同じように指導をしていきました。




《指導内容》

もっとよく考えて答えを導け!無駄を省いて効率的に物事を進めるのだ!

考えてる間も常に動き続け、とにかく思ったらすぐに行動に移すんだ!




《結果》

部下の

えりか、てっぺい、れいこの3名:営業成績が伸びました。

ともこ、とおる、ゆうこの3名:今まで以上に営業成績が伸びなくなりました。




《結論》

本来、企業としては従業員1名1名全員が100%の能力を発揮することが望ましいはずですが、人はそれぞれ、生まれながらに得意とすること、不得意とすることが本質的に決まっています。


今回の例で言えば、えりか、てっぺい、れいこの3名は、普段から考えて行動することが得意な性質のため、課長の指示で成績を上げることが出来ましたが、ともこ、とおる、ゆうこの3名は、考えることを得意としていないため、よく考えて効率的に進めろという指示は、苦痛以外の何物でもなく、普段以上に何をやっても上手くいかないというマイナスのループに落ちてしまいます。



ここで名前学を導入し、活用することで何が変わるのか・・・


えりか、てっぺい、れいこの3名は営業成績が伸びたので良しとして、問題なのは営業成績が落ちた、ともこ、とおる、ゆうこの3名ですが、この3名の能力を100%に近づけられることで、より営業部全体の営業成績、売り上げは増大します。


では、ともこ、とおる、ゆうこの3名についての指示の出し方ですが・・・


・よく考えて答えを導き出せ!

・無駄を省いて効率的に進めろ!

・考えながら動け!とにかく動け!


これは禁止ワードになります。

この3名は、生まれながらに考えることが苦手なので、深く考えたり考え過ぎると、何事も上手く行かない傾向が強くなります。また、考えながら何かを進めることや、とにかく動くことも苦手であり、3名とも、確固たる自分のペースというものを持ち合わせているため、各々のペースでやらせてあげることが遠回りに見えるかもしれませんが、逆に業務効率をあげる上では1番になります。

また、無駄や効率的という概念はあまり持ち合わせておらず、常に人のために!人の想いや気持ちを大切に!という価値観が強いため、売り上げを上げるために無駄を省いて効率的に・・・ではなく、相手の営業先担当者のために・・・という考え方や想いで営業をさせてあげる方が、気づいた時には大きな営業成績や売り上げに繋がっている傾向が非常に高いです。


同じ課に所属している営業担当であったとしても、これだけ名前によって本質や性質が大きく変わっており、それによって指示1つで結果も大きく左右しますが、名前学を活用することで、結果も大きく改善することが可能です。


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